コラム
事務局だより<No.27> 第16回通常総会が開催されました。
2024年8月8日
2024年8月7日に第16回通常総会がハイブリッド(対面+オンライン)にて27会員の
参加のもと開催されました。
昨年度(2023.7~2024.6)は、7月「メンテナンス・レジリエンス2023」への出展、
10月「WEBセミナー」の実施、11月「第28回光ファイバセンサ国際会議(OFS-28)」
を共催、2024年5月には「見学会」を実施しました。これらの活動に加え、総会/理事
会/定例会の開催、ホームページやメールマガジンによる情報発信、インボイス制度・電
子帳簿保存法への対応、個人情報保護法への対応などを進めてきました。
今年度(2024.7~2025.6)は、シンポジウムの開催(5年ぶりとなります)、講演会
やシンポジウム、展示会等を通じて新技術や社会実装の情報提供を推進、「分布型/ポイ
ント型光ファイバセンサ建設分野向けマニュアル」の更新および普及、会員・他団体・
研究機関との連携強化などの活動を通じて光ファイバセンシングビジネスの進展に寄与
していく所存です。
また、総会において、2023年度表彰として、光ファイバセンサ建設分野マニュアル作
成WGおよびそれに続くWG活動による光ファイバセンシング技術の普及・促進活動を先
頭にたって進められた今井道男氏(鹿島建設(株))に対し功績賞が授与されました。
総会終了後の講演会では、三輪様(ニューブレクス(株))より「光ファイバ分布計
測技術の進化と構造物の施工監理・維持管理への有効活用技術」について講演をいただ
きました。レイリー散乱を用いた光ファイバ分布計測技術の最近の技術の進化とそれを
社会基盤や土木建築分野の構造物の施工監理・維持管理に用いた際の有効性および実施
例について説明がありました。
また、櫻井様(応用地質(株))より「光ファイバDASが可能にする新しい地盤物性
評価技術の開発」について、防災科研と取り組んでいるDASと微動探査技術を組み合わ
せた新しい地盤評価技術の開発の取り組み状況について紹介がありました。埋設した光
ファイバを利用した基礎的な実験結果、国道や河川堤防に供用中の光ファイバのデータ
を解析し光ファイバ沿いのS波速度構造を推定した事例について紹介がありました。
さらに、新会員紹介として、(株)コアシステムジャパンの山崎様より活動紹介があ
り、また、中村理事長より、来年開催されるOFS(The International Conference on
Optical Fiber Sensors)-29の紹介がありました。OFS-29は2025年5月25-30日にポル
トガルのPortoにて開催されます
講演会終了後、お二人の講師にも参加いただき技術交流会を開催しました。終了間際
の雷雨で帰宅困難(?)となりましたが大変有意義な1日となりました。
(事務局長)