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コラム

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事務局だより<No.12> 第10回通常総会が開催されました。

2018年8月25日

事務局長


 2018年8月23日に第10回通常総会がフォーレスト本郷/会議室にて開催されました。当日は多くの会員の参加により活発な議論が行われました。
 
 昨年度(2017.7~2018.6)は、国際会議の共催やメールマガジンの発行など新たな取り組みも開始しました。加えて、シンポジウム、講演会、見学会、ホームページを中心とした情報発信など従来活動の強化を進めてきました。
 今年度(2018.7~2019.6)はNPO法人認可後11年目を迎え、シンポジウムは第10回記念となります。事務局体制も若干変わりますので、より活性化した協会活動を進めます。そのためには、①光技術を応用した社会インフラ診断システムの開発と市場の創造②光ファイバセンシングを当たり前の技術にするための情報発信を基本とした活動を積極的に進めることで、会員のビジネス向上に直接的・間接的に寄与できるよう努めていきます。
 総会終了後、古川怜准教授(電気通信大学)による「発光体とポリマー光ファイバを組み合わせたセンシング構想について」、および、西村昭彦様(国立研究開発法人日本原子力研究開発機構研究主幹)による「短パルスレーザ加工技術による耐熱歪センサと各種応用」についての講演会が開催されました。
 古川准教授からは、一般的な石英のファイバと対比させながらポリマー光ファイバの物性的な特徴を挙げ、どのような開発指針が有効なのかについて論じた後、ポリマーが低温で線引きできるという特徴を生かした発光体を添加した歪みセンサへの応用についての紹介がありました。
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 西村研究主幹からは、ピコ秒高精度レーザ加工により光ファイバコアに回折格子構造を点描することで600℃以上の高温で使用可能な歪センサの製作が可能となり、原子力分野では高温のナトリウム循環ループの熱膨張や地震時の変形の常時監視へ適用したこと、一般産業分野では高温の自動車エンジン機器や充放電を繰り返す燃料電池などの安全性向上に有用であること、さらに、太陽熱利用プラントなどの溶融塩蓄熱ループへの活用についての今後の利用計画の紹介がありました。
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 その後の技術交流会では、会員相互間の交流を深めることができました。
 
 なお、8月末をもちまして内村事務局員が退任し、9月より小松副理事長が事務局次長に就かれます。事務局は新たな2名体制として業務を遂行致します。
                                  (事務局長)

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